つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

ELLEGARDEN「指輪」

久しぶりに、思いついたまま書くブログを。

 

ある曲の、落ちサビから最後のサビにかけてがふっと思い出されて、歌もメロディも脳内で再生されているのにタイトルだけが出てこなくて、声を出して歌ってみたら

夜を明かして 語り継いでゆこう
骨になるまで 分かり合えたね
なんのことはない出会い
ひとときの別れ
初めて知った
胸焦がす日々

 ELLEGARDENの「指輪」でした。

 

エルレガーデン、通称「エルレ」を初めて知ったのは、たしか大学生のとき。
まず「風の日」を好きになって、ハンマーで頭を殴られたかのような衝撃を受けたのが、この「指輪」でした。

エルレって、紛うことなきロックバンドだと思うんですよ。
オルタナなのかプログレなのか、ジャンルは詳しくないですけど。
そんなバンドから、こんな情緒深いバラードが出てきたのが、理解が及ばなかったんです。

あのときのエルレの勢いって、もの凄くて。
ちょうど邦楽が落ち込みを見せていったような時期でしたから、なおさら印象的で。
しかし、知っている人は知ってのとおり、エルレは2008年に活動を休止します。
「惜しまれながら」という言葉に、偽りなく。

 

話は変わって、エルレの活動休止から数年たって、私はベースを始めました。
誰に習うでもなく、完全に独学だったのですが。
最初は本当にとっかかりのセンスすらなく、うまくいかなくて、ベースを文字通り投げ出す寸前まで行きました。
そのくらい酷いセンスだった。

ただ、そうさせなかったのが、エルレでした。

私が当初練習していたのは、超初級で子どもでも楽しみながら弾けるくらいのベン・E・キングスタンド・バイ・ミー」と、エルレの「虹」と「高架線」でした。
エルレの曲は、どの曲もベースのコードがシンプルで、シンプルなんだけどそれだけでちゃんと意味を為すメロディで、とても練習しやすかったんですよね。
なかなか上達しなくても、エルレの曲を弾いてるだけでとても楽しくて。

ベースをまともに弾くことは今でもできないのですが、なぜかエルレの「虹」「高架線」、それから「SUPERNOVA」は、今でもTab譜が頭に浮かびますし、ざっくりですけど弾くことができます。
ベースの楽しさを教えてくれたのも、エルレでしたね。

 

「指輪」、今聞いても、とても感情が重いし心にずしんと響くなあと思います。
『ここに君がいなきゃなんの意味さえない』という歌詞があるだけで、もう勝利。
悔しいけど、何に対しての悔しさか分からないけど、ホントいい曲。

 

何のきっかけか分かりませんが、ふと思い出したエルレ
今日はエルレをまた聞こうと思います。

 

 

※指輪はなかったんですけど、公式で「高架線」が上がっていたので貼っておきます。

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