つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

スタッフ夏川さん

ナンちゃん(夏川椎菜さん)の、『417の日』のイベントのメイキングを見て、思ったんですけどね。

すごいなあと。

 

声優さんって、基本プレイヤーじゃないですか。
大塚明夫さんの著書『声優魂』にも、「声優は自分で仕事を作ることができない」と書かれているように、声優さんは、平たくいってしまえば『スタッフから指示されて、その役割を全うする』というお仕事です。
基本的に、”受け身”の仕事と言われています。

 

ただ、ナンちゃんの動画を見ていると。
『指示待ち』じゃないんです。
適切な言い方か分かりませんが、準備の場に「ナンス」「ナンちゃん」はいなくて。
そこにいたのは、「ディレクター夏川さん」「スタッフの夏川さん」だった。


確かに、キャストはナンちゃんなんです。
でも、自分がどう動いてどう振る舞うのがいいか考えてるのもナンちゃんなんですよ。
夏川椎菜”という素材を、より魅力的に、よりファンが喜ぶ形で”活用する”にはどうすればいいか。
ナンちゃんから出されるアイディアや提案には、そんな視点がとても濃く見られて。

本当は、それを演出するのは、スタッフであり、ディレクターとかプロデューサーなんですよね。
でも、ナンちゃんはその領域まで踏み込んでる。
これは、おそらくみんながみんなできることではないなあと感じました。

 

他の方も言ってましたけど、スタッフ陣との関係性もとてもいい感じに見えますよね。
スタッフ側も『スタッフ夏川さん』を信頼しているんだなというのがよく分かります。
声優さんとか、歌手とか、そういった表舞台に立つ人として話をしているのではない。
いちエンタメに関わるスタッフとして、平等な立場で意見を言い合っている。
それを繰り返してきたからこそ、信頼関係が生まれたんだな、と感じました。

 

これは、声優さんに限った話じゃなくて。
自分のことに置き換えてみても、仕事でこんな感じにはできてないです。
自分の意見を持って、それを進言して、納得してもらうって、ものすごく大変なことですよ。
本当に骨の折れることなんです。

すごいなあと。
ナンちゃんに見習わなければならないことが、またひとつ増えました。

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