つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

家のネット回線がつながらなくなって4日耐えた話

それは、TrySailのライブに行く、まさにその日の朝、ひとつの違和感から始まりました。
「あれ、ネットがつながらない。」

モデムの電源が落ちていました。
配線やアダプタをつなぎ直したり、変えたりしてもうんともすんとも言わず。

プロバイダに連絡しようにも、”日中に自宅から電話する必要がある”とのこと。
この時すでに、東京に向かって出発しなければならない時間になっていました。
さて、どうなる。

ここから私の、”ザ・ロンゲスト・フォー・デイズ”が始まりました。

 

モバイル端末はいくつか持っていた私ですが、基本的には無線LAN環境に依存しており、容量無制限のものは持っていませんでした。
本来であれば、日ごとに契約できるモバイルWi-Fiみたいなものを契約するのが筋かもしれません。
ただ、なぜか私は
『このままでも乗り切れる』
と思ってしまったんですね。

  • D社・・・1GBの高速回線(使い切ると低速)
  • I社(MVNO)・・・2GBの準高速回線(常時、低速と切り替え可能)
  • R社・・・1GBの高速回線(使い切ると料金発生)

ここから4日間、この難局を現有戦力で乗り切ることになります。

【1日目】

といっても、1日目はとても楽観視していました。
もともと一日中外に出る予定で、家の環境があろうがなかろうが影響は少なかったためです。
実際、いつもとほぼ同じ、多少回線使用量をケチるくらいで、無難に乗り切りました。

この時とても有用だったのが、高速と低速をこちら側で切り替えられるMVNOの低速通信。
地方部である群馬だと、低速回線だと満足につながらないこともあるのですが、さすがは東京。

MVNOの低速回線でも、わりと違和感なくつながってくれました。
思ったよりも容量を使わずに乗り切れたのは、これが大きかったですね。

なお、底は問題なかったものの、”MVNOを突っ込んだ端末だけ電池の減りがやばい”という状態が露呈。
SIMを別端末に入れ替えるなど、色々対策を立てながら翌日にも反映させていきます。

【2日目】

この日初めてプロバイダに連絡。
・・・いや、家にいないと駄目だって話だったので。
迅速に対応してもらったものの、復旧(新しいモデムに変更)は早くてもあと2日かかるとのこと。
ここで『4日目まで耐えれば何とかなる』という目標ができ、そこに向けて踏ん張っていくことになります。

文字情報までならMVNOで何とか行けたものの、画像・音声・ましてや動画なんかは無理・・・というのがこの戦力での限界でした。
高速回線というカードを切ってしまえば一時は何とかなるんですけど、もちろん限界はある。
なので実際、この期間はメディア系のものはほとんどアクセスできていないんですけど、怖いのはこちらの都合も考えずに「来ちゃった・・・」をやってくれるシステムのアップデート。
実際、この期間にもいくつかあって、”乗り越えなければならない壁”として目の前に立ちはだかったのですが・・・

この日役立ったのは、町なかにある公衆向け無線Wi-Fi
本来の使い方ではないかもしれませんが、緊急時でもありましたし、使えるものは何でも使うしかなかったので。
といっても、フリーのライフラインですから、あんまり安定はしていないんですよね。
それでも、あるとないとでは大違いで、本当に助かりました。

【3日目】

この日も基本的には2日目と同じ対応。
何となくめども立ってきたので、少し使う高速回線も少しずつ使いながら。
ただ、基本的にはいつもやっている情報収集や、ラジオなども聞けず。
配信番組なんかもってのほかでしたよね。
そこは制約として大きかったところですし、それだけ依存していたんだなあということを改めて実感しました。

ただ、一つ救いだったのは、MVNOの低速回線はTwitterだけは拾ってくれる、ということ。
文字だけの情報なので、取得しやすいんでしょうね。
この期間、「ネット回線駄目なのにやったらTwitterは反応するなあ」と思われたかもしれませんが、それもこのおかげです。

【4日目】

歓喜の日。

この日の夜にモデムが届き、翌日には回線が戻る予定でした。
ところが、怪我の功名というか、つなげた段階である程度の回線が(不安定ながらも)戻ってくれたんですね。
なので、4日目の夜はある程度の環境が戻り、夜の配信なんかは聞けていたりします。

 

 

こんな感じで、つながらなかった4日間が終わりました。

 

もともと、スマートフォンの端末は持っていたものの、”ガジェット”としての使い方が主で、長らくプリペイドのような形で使ってきていた部類の人間でした。
ちゃんとスマホとして使い始めたのは本当に最近で。
なので、こういった形での使い方はわりと耐えられるはずなのですが、それでも結構な制約は感じましたね。

今回感じたのは、ネットがないとなかなか得たい情報が思うように得られないということ。
「ネット環境の治し方」や「回線が途切れたときの対処法」をネットで調べられないって、当たり前なんですよね。
そらそうやろと。
でも、そんな当たり前にわかることが、できない辛さになったんですよね。

 

いい経験・・・とは言いたくないですが、今後に何らかの形で生かしたいなとおもいました。
そんなところもあって、ここに記してみました。