2021年11月28日に開催された、「アイドルマスターシンデレラガールズ」10周年ライブの千葉公演『M@GICAL WONDERLAND TOUR!』のDay2に合わせ、西園寺琴歌ちゃんと、演じる安齋由香里さんに、ファン・プロデューサー有志一同より、安齋さんの事務所あてに、プリザーブドフラワーの祝い花を贈らせていただきました。
ご参加いだたいた皆様。
素敵なお花を作ってくださった花屋睡蓮のスタッフの皆様。
素敵なイラストを仕上げてくださったるいそら様。
お花の受け取りに際してご配慮いただいたスワロウスタッフの皆様。
そして琴歌を堂々と演じ、お花の受け取りもご報告くださった安齋由香里様。
そしてSNS等で周知等いただいた皆様・・・
素敵なお花をお贈りすることができました。
改めて、本当にありがとうございました。
ここからは、お花を贈ろうと思った最初から、今に至るまでの『お花後記』を書いていこうと思います。
出演者に西園寺琴歌がいるということ
2021年5月、第2回ボイスアイドルオーディション。
琴歌は、ここで見事第2位に食い込み、堂々とボイス実装の権利を勝ち取りました。
それから、シンデレラ10周年のライブツアーが発表され、千葉公演の2日目に、西園寺琴歌が出演することが発表されました。
琴歌に対しての祝い花のことを考え始めたのは、このときでした。
「アイマスの祝い花」は怖かった
衝撃的なタイトルにしてしまいましたが、「アイドルマスター」というコンテンツの関係で祝い花を贈ることに、正直なところ、不安がありました。
・・・というのも単純な話で、アイマスのフラスタや楽屋花、事務所に贈られるお花って、凝りに凝ってるじゃないですか。
それは、ファンと運営側で作られてきた一種の文化で、最近のライブでは”企業側のフラワースタンドもブース化する”レベルになっているほどで。
私がアイドルマスターというコンテンツにハマる前から、『アイドルマスターのお花文化(フラスタ文化)』というのは、とても注目度が高かったです。
それを踏まえると、祝い花をお贈りした数は確かに多いものの、そこまでデザイン性が高かったり、アーティスティックなものを作っているわけではない私がそこに足を踏み入れるのは、おこがましいと思っていたんです。
できることを全力で
踏ん切りがついたのは、ライブの当落があったからだと思います。
有難いことに、Day2に参加できることになって。
そこで、お花のレギュレーションを見て、やっぱり会場にはフラスタも楽屋花もダメだなあと思って。
そうなると、キャストさんの事務所に贈るしかないな、と思いました。
事務所に贈るとなると、もちろんフラワースタンドはNGなので、大きさとしては卓上のアレンジメント花になります。
「フラスタ規模の凝ったものは作るのが難しいかもしれないけれど、個人的に馴染み深い卓上のアレンジメント花であれば、私でもできるかもしれない」
皆さんに喜んでいただけるお花が贈れるかもしれない。
そう思って、考えを一歩進めて、準備を始めました。
西園寺琴歌(CV:安齋由香里)
忘れもしない、10月9日。
当日のツイートがこちらです。
?る????、
— 鶴舞雪(つるまうゆき) (@tsurumau_yuki) 2021年10月9日
ざいちゃ
— 鶴舞雪(つるまうゆき) (@tsurumau_yuki) 2021年10月9日
ん・????????!!!
・・・荒ぶってますね。
「ざいちゃん」こと安齋由香里さんは、それこそ琴歌を知るより前から存在や人となりを知っていて、実際にお見かけしたことこそありませんでしたが、この方なら安心して琴歌を任せられると思える声優さんでした。
また、作品に対しても、ファンに対しても温かい心を持つ方なので、祝い花を贈ったら丁寧に扱ってくれそうだなと思い、この時点で「何らかの形でお花を贈ります」と宣言し、企画を立ち上げました。
プリザーブドフラワー狂騒曲
実はここからが大変でした。
・・・と言っても、私の知識の浅さが招いた事態だったのですが。
安齋さんの事務所である「スワロウ」さんは、ナマモノの受け取りがNGでした。
お花についても生花は駄目で、”プリザーブドフラワー”という保存がきく形式のお花であればOKということでした。
私は、このプリザーブドフラワー、
「普通のお花を加工するのだから、生花と同じような加工ができるだろう」
と思っていたんですね。
ところがそれが大間違いで、実際は全然違うんですよね。
使うお花も基本的には薔薇になるし、茎も短く加工することになる。
プリザーブドフラワーの「プ」の字も知らなかった私は、その事実がなかなか理解できず。
事態を見かねたお花屋さんから「全然違いますよ」とわざわざお電話を頂き、懇切丁寧に教えていただくことになってしまいました。
睡蓮さん、その節はすいませんでした。
花屋睡蓮さんのおかげです
プリザーブドフラワーの作成に当たっては、企画書(仕様書)を作りました。
おもにフラワースタンドをお願いするときに作るのですが、今回はちゃんと作ったほうがイメージのずれも少なくなると思って作ったところ・・・
フラスタのときよりページ数の多い企画書ができてしまいました。
(企画書の一部抜粋)
既に写真を見てもらっていると思いますが、その構成は、こちらからいくつかオーダーを出させていただいたものを、花屋睡蓮さんのほうで合うかどうか確認していただき、まとめ上げてくださったものです。
"花の素人"である私の思い付きによる要素を、無理なく、きちんと華やかになるように組み合わせていただきました。
本当に素晴らしいお花にしていただきました。
花屋睡蓮様には、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。
イラストありのお花に
できれば、イラストを組み込んだお花にしたいと思ってはいました。
しかし、企画を立ち上げたのは当日まで2か月を切っていました。
その時点でイラストを誰かにお願いするには時間が短く。
「イラストなしでもお花で豪華にしよう」、そう思っていた矢先のことでした。
参加していただいたPの一人であった、るいそら(@rui_sora)さん。
漫画やイラストを描かれているということで、「もしよければ描きますよー」と提案してくださったんです。
イラストは、そのキャラクターや作品が好きな人に書いてもらうのがいいと思っていて、とても嬉しかったです。
また、るいそらさんの画風自体も私は好みで、わたしもよくお客さん側(一般参加)で参加していた「コミティア」にも出展されていたと知って、とてもいい縁を頂いたなと思って、正式にお願いをさせていただきました。
完成したイラストは、とても素晴らしくて。
このとき、琴歌の新規SSRカードはもちろん生まれてもいませんでしたが、まさにそれを予見させるかのような堂々とした琴歌とざいちゃん、そして背景は青空。
お花と合わせて形にするのに、とても素晴らしい絵を生み出してくださいました。
また、これに合わせてイラストのコンビニプリントについてもご提案いただくなど、この企画を含めて、琴歌の初ステージを盛り上げようと本当にいろいろしていただきました。
ありがとうございました。
花束を君に
じつに40人の方にご参加いただき、お花は実際にスワロウ様に届けていただきました。
そして、11月28日、多くのPをして「そこに琴歌がいた」と言わしめた10周年ライブが終わり。
ひと段落したところで、安齋さんがインスタで報告してくれました。
一つの大事な祝い花を、無事にお届けすることができました。
安齋さんの報告があってから、この後記は書こうと思っていたので、これでこの企画が完結したな、と思いました。
最後に、重ねてになりますが、この祝い花の企画に関わっていただいたすべての皆様に、心より感謝と御礼を申し上げます。
本当に、ありがとうございました。