つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

楽しみ方は自由

そうだよなあ、と全力で同意するツイートを見かけたので。
そのまま引用していいものかというところもあるので、少し平準化して載せてみます。

好きだからと言って、グッズやフィギュアを買わなくてもいい
イベントに行かなくてもいいし、ライブに参加しなくてもいい
関連する作品や曲を全部把握しなくてもいい
楽しみ方は自由

これ、具体的には初音ミクについてのツイートだったんですけど、何にでも言えることで、ストンと心に落ちたんですよね。

 

よく、「ファンならグッズを買え」とか「現場に行け」という考え方が言われたりします。
で、これを否定したいわけではないんですよね。
それは”ファンとされる対象(応援される側)”からも
「お金を出してくれた人を優先しなければならないところはある」
「現地に来てくれることがうれしい」
という発信はされています。

ただ、この辺りって、ある意味当然のことなんですよね。
あえて声に出さなくてもいいかな、というところでもあって。

 

”ファンに貴賤はない”

私が常々、思っていることです。
思ったようにお金をかけられない人もいる。
思ったように時間が持てない人もいる。
その人は、ファンではないのか。
いいえ、そんなことは絶対にありません。
むしろ、なかなかうまく人生が送れない人を救うのが、「誰かのファンであること」だったりもするのではないでしょうか。

 

「すごいな」と感じるファンの人、いるかもしれません。
この人は何でも完璧に追っているな、すごいなと思ったりする。
でも、その人ですら、全てを完璧に追えているわけではないんです。
ましてや、そこから影響を受けて、自分のライフスタイルを100%それで染め上げている人もおそらくいません。
100%は、完璧は、いないんです。

 

何かを好きになること、何かのファンになることは、決して、責任を追うことでも、襟を正さなければならないことでも、紳士にならなければいけないことでもありません。
そこまでして、「好き」という感情をコントロールできるでしょうか。
できないんです。

だから、好き嫌いという感情は、ここまでシステム化されたり、”エビデンス”という言葉がまかり通ったりする今の世の中でも、魅惑的な、蠱惑的な要素として、今でも物事の中心にあります。

もちろん、最低限のルールは守る必要があります。
場所に応じて、マナーに気をつける必要もあります。

でも。
行きたいなと思ったイベントにだけ行けばいいんです。
好きだなと思った作品にだけ触れればいいんです。
ほしいなと思ったものだけ買えばいいんです。
知りたいなと思った情報だけ取り込めばいいんです。

それでいいんです。
あなたはきっと、立派なファンです。

 


好きなものを好きと言いましょう。
自分のやり方で楽しみましょう。

それでいい、それでいいんです。