つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

「でも、一番って重たいよ。」

遅ればせながら、アニメ「スローループ」の11話を見ました。
そこで語られた、「一番って重たい」という言葉が、重く響きました。

”私は一番の友達でいたいのに!”
気持ちとしては、よくわかります。
振り返ると、幼い頃とかそれが原動力になって生きてた気さえする。

確かに、目標になっているときの”一番”って、いいんですよね。
なによりわかりやすいですし。
目指す場所としての一番。


ただ、実際に一番になったときって、うれしいことよりも大変なことのほうが多かったりして。
自分で相手に大きな影響を与えてしまうかもしれないし、他の”一番”に近づいてくる人に嫉妬してしまうかもしれない。
よく、スポーツ選手とかで『一番でいることがつらかった』という話を聞いたりして、謙遜しているんじゃないかとか、天才の域に行っているからとか、われわれは色々理由をつけて理解しようとしますけど、あれも本音なんだろうと思います。

 

こんなことを考えると、暗いなあとか、ロマンがないなあと思われるかもしれないですけど。
一番にはプラスもマイナスの面もあるよと。
だから、無理してそこを目指さないという選択肢もあるし、そのことが幸せな場合もあるかもしれないよと。

真ん中とか、無難とか、”ちょうどいい”とか。
その辺りの選択肢も、わるくないなと、考えさせられた恋ちゃんのセリフでした。