つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

ニッチと汎用との狭間で

好きなものがどんどん淘汰されていって、最終的にはなくなってしまう。
そんなことが多いめぐり合わせの星の下にいます。
考え方が、少し世の中とずれているところがあるのかもしれません。

 

ツールだと、私は長らく、フィーチャーフォンガラケー)派でした。
それこそCRTモニターが鎮座したデスクトップパソコンで育った世代ですので、タッチパネルでの操作になかなか信頼性が置けず、長らくガラケーを使っていました。
携帯電話がスマホ化し、PDA(電子手帳)のような機能を持ち始めたときも、ダイレクトにスマホに移行することはなく、まさかのWindowsを搭載した端末、SHARPの「W-ZERO3」という、携帯なのにミニキーボードがついているという謎の端末を使っていたりしました(BlackBerryみたいな感じ)。
どうも、変わった道に足を踏み込みたがるみたいです。

結果として、ガラケーも”ガラホ”化し始め、そもそものガラケー自体もボタンが反応式になってきました。
途中からスマホを並行利用していたこともあり、結果としてスマホだけになりましたが。
ガラケーのほうが直感的に操作できていたなというのは正直な所あります。

 

ガジェットだと、MDとか、MOとかもそうかもしれません。
趣味に分野を移しても、面白くてよく出来ていたけどニッチすぎてサービスが終了してしまったゲームもあったりします。
周遊きっぷ」みたいな、ものすごく使い勝手が良かったけど、使う人も減って採算が取れなくなってなくなってしまうきっぷみたいなものもある。

ジャンル問わず、いいものが生き延びる・・・わけではないんですよね。

 

ときが進んでくると、どんどん便利になっていく。
そう思っていた頃が長かったです。
でも、物事ってそんなに単純じゃなくて。
便利になるにつれて、かつての伝統的な技術は失われていき、あとになって「実はあの技術は大事だった」と言われても、既に再現できなくなってしまっている。
そんなこともたくさんあって、”本当の豊かさってなんだろう”と思ったりもします。

そこになにかの正解があるわけではないんですけれども。
ニッチでも良いものがあれば、「これいいよ」ということは大事なのかもしれないなと思います。