いきなりタイトルの否定から入っちゃいますが、世界ってやさしくないよね、と思います。
最近、そう思うことがいくつもあって。
振り返ってみれば、今まで生きてきた中の9割くらいは嫌なことな気がする。
もちろん、所々でいいこともあるので、中和されているのだけれど。
わりかし耐えたり忍んだり、そんなことばかりの人生のような感覚があります。
そうなってくると、自分を守りたくなるですよ。
そのために、誰かを蔑むという選択肢を取ることもある。
他の何かを否定すれば、自分が正当化されたりする図式もあって。
でも、私にはそれを100%よくないことだよ、と言えるような清廉さはありません。
私自身もやってることだから。
そんな、救いのない世界。
期待しても期待値すらないかもしれない。
けど、それを少しでもマシにしていくのって。
たぶん、他の人にほんのすこしずつ、やさしく接していくことだと思うんですね。
正論は正しいけど、強くてやさしくないこともある。
逆に、強い言葉は煙たがられるけど、それを放ってくれる存在が大事だったりもして、それも厳しい中にあるやさしさだったりする。
強さ、やさしさ、厳しさ。
そのどれが正しいとか、最良ってことはなくて。
時と場合によって、バランスよく必要とされることなんです。
勝ち馬に乗るというか。
王道をとるというか。
格好良く思われたがるというか。
そういうのを最近良く見ます。
そして、その行動に移すことが常道っぽくなってきているのですけれど。
本当に大事なことって、きっとそのパフォーマンスには含まれていないことが多いんじゃないかと思っていたりもして。
より、少しやさしくありたいなと思いました。
最後に、田所あずささんの、タイトルにも引用したこの曲の詩を紹介します。
あたりまえじゃない幸せに 奇跡のような巡りあいに
戸惑いながら だけど心は 信じることを選ぶね
流れ込む熱がくれたのは 確かな自分という輪郭
生きているんだと こんなにわかる
辿り着いた 優しい世界