つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

素人考え

最近あった話題に、「その分野の素人をどう捉えるか」というものがありました。

 

私の考えとしても、基本は”餅は餅屋”だと思っているんですよね。
その道に長けた人に任せるのが一番いい、という考え方で。
門外漢(専門ではない人)は下手に口を出すより任せるほうが、職人肌の人が多いこの日本という国ではベターな方法だと思っています。

 

ただ、その考え方をしていても、素人考えは必要だと思うんですよね。
素人ってある意味、最強なんですよ。
知らないことが強みになるということもあって。
持ってきた考えが、その道では全くありえないことだったりするじゃないですか。
それは耳を傾けなければ「素人のたわごと」なんですけど、もしかするとエポックメイキング(革新)のきっかけになるかもしれない。
「おかしい」と思われたことが、「ありえないよ」と言われたことが、何かを成し遂げるかもしれない。
「…おもしれえじゃねえか」と、拾い上げてくれる人が、居るかもしれない。

 

だから、実際の部分は餅は餅屋でいいんですけど、知らないことによる起爆剤って、合っていいと思うんです。

それは、拾い上げる側の懐の広さでもあって。
専門性を極めながらも、ナチュラルな感覚を持てるようにしておく。
何でもかんでも切り捨てるのではなく、面白いと思える感覚を残しておく。
専門的なところにいる人でも、そういう感覚があるとやっぱりいいなと思います。

「素人の考え」がぶつけられたとき。
それを否定するばかりじゃなく、「おもしれえ」と思えるような心を持っておきたいですね。