つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

仕事と体調と願い

ここのところ、体調不良のニュースをよく目にします。
残念ですし、心配ですし、本当に回復を願いますとしか言えません。
もどかしさが残ります。

これは芸能の世界だけじゃなく、サラリーマンでも、技術職でもそうだと思うんですけど、仕事の負担は均一にはならないんですよね。
仕事を引き受けがちな人もいれば、仕事を他の人に被せる形になってしまう人もいる。
私も、両方を経験したことがあります。
さらに、環境が変われば構図もガラッと変わり、ある職場で仕事ができた人が別の職場ではできないというレッテルを貼られることもある。

私の場合、きっとオールマイティにデキる人ではないはずなんです。
ただ、私は職場ではピエロでいるので、物わかりのいい人だとか、仕事が回せる人のような扱いを受けることがあります。
でもそれって、ものすごい”背伸び”なんですよね。
背伸びをしているということは、本当の自分に比べてものすごく無理をしているということなんです。

なので、負荷が耐えきれなくなるなと思ったときは、できるだけ弱音を吐くか、「無理です」と言うことにしています。
我慢するのはその時は楽なんですよ。
でも、その後で何倍もしっぺ返しになって返ってくる。
だから、火種は早いうちに「ここに火種があります」と言っておいたほうがいいんです。

また、周りで目にする人が体調が悪そうだったり、仕事を抱えてそうだったら「大丈夫ですか」と一声かけるようにしています。
きついこと、つらいことを自分から言い出すのって、めちゃくちゃ大変なんですよ。
だから、声をかけることがまず必要で。
そして、その状態を一人で解決しようとはせず、更に他の人を巻き込むことも大事です。
誰かの不調をひとりで背負えるならいいんですけど、実際できないんですね。
だから”おおごと”にして、そこにいる何人かで解決しようとしてみる。

だいたい、私がやってるのはそんな感じのことです。
すべてがうまくはいきません。
いきませんが、何もやらないよりはいい。

 

常にだと思うんですが、色んな人に、特に表舞台に立つ人に思っているのは、どうか健康にいてほしい、無理せずマイペースで生きてほしいということです。
その言葉を私はわりとかけ続けてきました。
別に自分が大病したわけでも、家族を早くになくしたわけでもないのですが。
どうしてか、健康面はとても心配しているんですよね。

きっと、根底には
「生きていれば、健康であれば、元気があれば、何かはできる」
といった思いがあるんだと思います。

もちろん、すべての人や命に平等に思いを届けることができないけれども。

どうか、どうか。
私が観測できる範囲の人が、無理せず、健康で、元気でありますように。