音楽の話だと筆がめちゃくちゃ乗るみたいなので、昨日に引き続き。
”ラップ”だと、RIP SLYMEの「ONE」であれば、最初から最後まで歌詞を見ずにそらで歌う自信のあるつるまうです。
ただ、これは完全に世代的なもので。
2000年代前半のラップのイメージって、ダウナーだったり、アングラだったりと、取っ付きづらい・・・正直なところ”こわい”イメージがあって。
Steady & Co.の「春夏秋冬」だったり、メロディラインが整っているヒットソングはわりとあったはずなんですが、長らく自身の中に『ラップは苦手』という印象が付きまとっていました。
それが大きく変わったのは、「交響詩篇エウレカセブン」を、本放送よりだいぶ遅れてですが観たことがきっかけでした。
エウレカは本当に大好きな作品なのですが、オープニング曲のFLOW「DAYS」、HOME MADE 家族の「少年ハート」など、本当にかっこよくて明るい曲、だけどラップがあるという曲に出会って、ラップといっても全てが暗かったり、ダーティなわけではないなと思い直して、そこにちゃんと向き合えるようになったというのが大きかったです。
また、ほぼ時を同じくして、ラップ好きな方のネットラジオなんかを聞いたりして。
そこでKICK THE CAN CREWの再評価が進み、もともとは「マルシェ」や「アンバランス」など、ラップ色が少なめの曲が好きだったところ、キッカンのアルバムをちゃんと聴くようになったというのもあります。
その中で出会った「スーパーオリジナル」という曲が、歌詞がとても刺さって。
今でも、大好きな曲のひとつです。
アニソンのジャンルでも、ラップの人気ってあって。
近年だとヒプマイとかもありますけど、振り返れば京アニ作品から放たれた衝撃、「もってけ!セーラーふく」(らき☆すた)や「Cagayake!GIRLS」(けいおん!)も今考えればラップ曲の走りとも言えそうです。
「寝・逃・げでリセット!」とかも、よくよく考えたらあれラップですからね(福原香織さんご結婚おめでとうございます(唐突な祝辞))
あとは「恋愛サーキュレーション」とかもそうですね(花澤さん幸せそうでよかったです(なんだろこの私信))
最近でも、”のじゃラップ”こと世話焼き狐の仙狐さん「もっふもふ DE よいのじゃよ」や、声優アーティストだともちょ(麻倉もも)の「僕だけに見える星」のカップリング「あしあと」なる”もちょラップ”など、新境地を開拓し続けているラップ曲。
私自身、好きなのにここで挙げ忘れている曲もあるでしょうし、『ラップ曲とは認識していないけど実はラップ曲だった』という曲もきっとある。
ラップは音楽のひとつの文化でありながら、技法のひとつでもあるので、意識しないなかでも、色々なところに紛れ込んでいるんですね。
好きでもないジャンルの曲をいつの間にかそらで歌えるようになるわけがなくて。
それだけ、いい曲だったということなんだと思います。
先入観にとらわれずに。
好きなものは好きと素直に言って、摂取していきたいです。