つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

ベテランになると忘れてしまうこと

今日、こんな話を聞きました。

「人は経験をどんどん積み重ねて、ベテランになっていく。
最初は基本に忠実だったのが、自分で勉強して、どんどん知識が入っていって。
最終的は玄人の域に行くんだけど、いつしか基本的なことを忘れてしまったり、あたらに入ってきたベーシックだけど大事なことに気づかないことが多い」

その話を聞いて、理解できる部分がありました。
そうだよなあと。

他の人のケースはわからないですけど、私の場合は何かに興味を持ったり、好きになったり、仕事でやらなきゃいけなかったりすると、よっぽど合わないケースでなければ、何らかの形で突き詰めていくタイプです。
突き詰めることを労とは思わないし、だからこんな形のオタクになっています。
時間を重ねたら重ねただけ、玄人になっていくんですね。

そうなったら、ある程度のことは予測できるし、原点に立ち返らなくても、推測したりもできる。
ただ、その推論が落とし穴で、足元をすくわれるきっかけにもなる。
ぽっと出のルーキーが、大立ち回りをしてベテランを倒していく場面って、仕事でも、スポーツでも、アニメの世界でもどこでもあったり、描かれたりすると思うんですが、それがあり得るんですよね。
その新人が取り立ててすごいわけでも、幸運の持ち主なわけでもない。
ベテランが「当然だ」「基本なんて見なくてもわかる」と慢心している部分を、新人らしいフレッシュさで基本に忠実に打ち砕いていく。
それをやってるってことなんだと思うんです。

あなたのベースは何ですか。
基本って何ですか。
”最初の思い”って何ですか。
本当にやりたいことは、何ですか。

 

ときたま、立ち返ってみるといいかもしれません。