つるまうかく

群馬在住ヲタクのネット書斎

キャンディーズってすごかったんだなあと思った話

たまたま、NHKで「キャンディーズ」の特集をやっていて、ながらですけれども流し見しました。
『A&Gオールスター見てないのかよ』というツッコミはあるかもしれませんが、何をチョイスするのも自分次第ですからね、そこは置いておくとして。

キャンディーズと言っても、南海のほうではありません。
昭和の伝説的なアイドルのほうです。

 

私自身、歌は何曲か知っています。
映像も、リバイバルみたいな形でテレビで見ることはありました。
ただ、そこまで詳しくはありません。
辛うじて知っているのは、私はドラマの『相棒』が好きなので、ランちゃんこと伊藤蘭さんが水谷豊の奥様、ということ。
そのくらい。

だから、どんなアイドルだったかも、知りませんでした。

 

個の特番では、ライブの様子が放送されていました。
私が見れたのタちょうど最後のほうの2つで、ひとつは、日比谷野外音楽堂で解散宣言をした時のライブ。
「普通の女の子に戻りたい」という言葉は、今でも有名ですよね。
もうひとつは、後楽園球場での解散ライブです。

それを見ていて、思ったこと。

あれ、この光景、私が参加してきたライブと、そう変わらないぞ・・・


音のつくりは確かに昭和なのですが、その他は全然色あせてなくて。
ダンスとか、そのまま今に持ってきても全然通用すると思いました。
ステージの演出なんかも、新しい技術の有無はあれど、今とそう変わらない。
MCの煽りなんか、今のライブのお手本のようなもの。
そして、客席を見渡すと・・・
コロナがなかった時代の、まるで私達みたいなファンが、たくさんいました。
解散を言い出した時も、ブーイングがあるかと思えば、かすかに聞こえてきたのは
キャンディーズ!」という、コール。
MCへのコールアンドレスポンスも、ものすごく熱量があって。
なんだか、40年前の光景とは、思えませんでした。

細かい系譜だとか、分析的なものはわかりませんけれども。
昭和のアイドルの文化って、令和の今でもスタンダードなんだなと感じました。

よくよく考えれば、昭和のアイドルを育ててきたプロダクションが今でもあって。
歌手やアイドルだったり、マルチな声優・タレントとかを今でも抱えているんですよね。
キャンディーズにと同世代や少し下の、熱中していた世代が、今では社長とか代表取締役だとか、上の立場になっているわけです。
その人は、多かれ少なかれ、キャンディーズをはじめとした昭和のアイドルの熱量を目の当たりにしているわけで。
そう考えると、その系譜って連綿と受け継がれているのかもしれないなと、改めて思いました。

 

TrySailを説明するのにキャンディーズを引き合いに出したらスムーズだった」みたいな話を見かけたりしたんですけれども、そりゃわかりやすいよねというか、ちょうどキャンディーズドンピシャの世代ってまさにそんな感じなんだろうなと思ったので、ちょっといい話だなあと思ったりもしました。

昭和歌謡”というと、どうしても歌謡曲ばかりに注目が行きますけれども。
昭和のアイドルも、深堀してみるとますます面白そうです。